のむ)” の例文
旧字:
一 女は常に心遣こころづかひして其身を堅くつつしみまもるべし。朝早く起き夜は遅くね、昼はいねずして家の内のことに心を用ひ、おりぬいうみつむぎおこたるべからず。又茶酒など多くのむべからず。
女大学評論 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
「どうしようかしら。お茶をあがるんならいいけれど、お酒をのむんじゃ、可哀相だわ。」
婦系図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「廿三日。晴。風。養竹当分之内御差留被仰付。同人同道団坂蕎店だんはんけうてんのむ。」
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
けれども僕はのむのです。それが僕の秘密なんです。
運命論者 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)