“護”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
まも92.2%
2.2%
まもり2.2%
まもる1.1%
1.1%
もり0.6%
かば0.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一生懸命にこの家をまもつたのだから、急にどいてくれと云はれても、どくところはないし、そんな事は、道にづれてゐると云つた。
浮雲 (新字旧仮名) / 林芙美子(著)
「でしょう。みんな縁の下の力持ちです。それでも、どうかして新政府をり立てようとしています。それを思うと、いたいたしい。」
夜明け前:03 第二部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
我はすべての罪ある民をすでに彼に示したれば、いまや汝のまもりのもとに己を淨むる諸〻の靈を示さんとす 六四—六六
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
現今の小貝川をへだてて、筑波山麓の石田ノ庄(以前、大掾国香の邸宅地)があり、またすこし東南の街道には、大串(以前、源まもる一家)があった。
平の将門 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
多紀一家たきいっけ殊に茝庭さいていはややこれと趣を殊にしていて、ほぼこの人の短をして、その長を用いようとする抽斎の意に賛同していた。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
私はこの堂へ泊りましたが、その堂のもりして居る坊さんはいかにも貪慾な人らしく、私の顔を見て言いますには、貴僧あなたはどうも一通りの人でない。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
夙起はやおきの癖故にそなたまでを夙起はやおきさしてなお寒き朝風につれなくそでをなぶらする痛わしさと人をかばう御言葉、しんぞ人間五十年君に任せて露おしからず
風流仏 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)