“冥護”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
みょうご41.7%
めいご41.7%
みようご8.3%
みやうご8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
千本の中には一本や二本、日本にほんの土地へも着きそうなものじゃ。ほんとうに冥護みょうごを信ずるならば、たった一本流すがい。
俊寛 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
しかるに、これを崇拝して冥護めいごを得んとし、これに祈願して現福を授からんとするもののごときは、迷信の大なるものである。
迷信と宗教 (新字新仮名) / 井上円了(著)
彼は年来非道を行ひて、なほこの家栄え、身の全きを得るは、まさにこの信心の致すところと仕へ奉る御神おんかみ冥護みようごかたじけなみてかざるなりき。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
何しろ相手の騎士の上には、天主てんしゆ冥護みやうごくははつてゐるから、毒竜も容易に勝つ事は出来ない。毒竜は火を吐きかけ、吐きかけ、何度も馬のくらへ跳り上る。
LOS CAPRICHOS (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)