“冥途”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
めいど77.1%
あのよ8.3%
よみじ6.3%
よみ6.3%
よみぢ2.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
だからもし冥途(めいど)から迎えにきたら、八十八を越してからいく。八十八を越してからまた使いがきたら、九十九までは留守と答えよう。
冥途(あのよ)の奥の奥までも泌み透して行くような、何ともいえない物悲しい反響を起しつつ、遠くなったり近くなったりして震えて来るのであった。
斜坑 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
冥途(よみじ)の苞(つと)と齎(もたら)し去らしめんこと思えば憫然(あわれ)至極なり、良馬(りょうめ)主(しゅう)を得ざるの悲しみ、高士世に容(い)れられざるの恨みも詮(せん)ずるところは異(かわ)ることなし、よしよし
五重塔 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
大地は、冷々(ひえびえ)していた。——ひょっとして、自分のあるいている今の闇が——あの世という冥途(よみ)の国ではあるまいかなどと思った。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「あの通りで、まことに困つてをります。いくら何んでも、泣き過ぎては、娘の冥途(よみぢ)の障(さは)りになるからと、向うへ追ひやつても、また直ぐ戻ります」