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冥途
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よみぢ
ふりがな文庫
“
冥途
(
よみぢ
)” の例文
「あの通りで、まことに困つてをります。いくら何んでも、泣き過ぎては、娘の
冥途
(
よみぢ
)
の
障
(
さは
)
りになるからと、向うへ追ひやつても、また直ぐ戻ります」
銭形平次捕物控:310 闇に飛ぶ箭
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
鉋
(
かんな
)
を持つては好く削らんことを思ふ心の尊さは金にも銀にも
比
(
たぐ
)
へ難きを、僅に残す
便宜
(
よすが
)
も無くて徒らに
北邙
(
ほくばう
)
の土に
没
(
うづ
)
め、
冥途
(
よみぢ
)
の
苞
(
つと
)
と齎し去らしめんこと思へば
憫然
(
あはれ
)
至極なり、良馬
主
(
しゆう
)
を得ざるの悲み
五重塔
(新字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
冥
常用漢字
中学
部首:⼍
10画
途
常用漢字
中学
部首:⾡
10画
“冥”で始まる語句
冥加
冥利
冥土
冥府
冥々
冥福
冥
冥想
冥罰
冥護