“便宜”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
べんぎ71.7%
たより10.1%
よすが10.1%
びんぎ5.1%
コンビニエンス1.0%
しるべ1.0%
よし1.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
良兼は何様かして勝を得ようとしても、尋常の勝負では勝を取ることが難かつた。そこで便宜ひ巧計を以て事をさうと考へた。
平将門 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
私の全心が愛ので燃え尽きませうとも、を知らせる便宜さへ無いぢやありませんか、此のまゝがれて死にましても
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
まだてない便宜に、あからめもしないで二人つて、つて、ツのをぱつちりときした。
魔法罎 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
其の土地の長者が駅館を主どり、駅館は官人や身分あるものを宿泊休憩せしめて旅の便宜を半公的に与える制度から出来たものである。
連環記 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
あらゆる科学文明は人類に生活の「便宜」を与えると同時に、殺人の「便宜」までを景品としてえることを忘れはしなかった。
電気看板の神経 (新字新仮名) / 海野十三(著)
迂濶に叫ぶと、声を便宜何処からか岩石を投落される危険をれたからである。
飛騨の怪談 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
「鳥が鳴くの空に僥倖しに、行かんと思へど便宜旅費もなし」との述懐は、当時の都人士の憧憬れるところを露骨に歌ったものであった。