“べんぎ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
便宜98.7%
便誼1.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
けれどもそれはただ自分の便宜べんぎになるだけの、いわば私の都合に過ぎないので、先刻さっき云った母のいいつけとはまるで別物であった。
行人 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
一種の役徳やくとく があります。それは政府から一人について三千円の金を借り得らるる便宜べんぎがあるので、その金は僅かに五分の利子である。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
令息れいそくこゝろよ出迎でむかへられて、萬事ばんじ便誼べんぎあたへられ、人足にんそくにんさへばれたのであつた。