“御便宜”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おんたより50.0%
ごべんぎ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
世中よのなかそむかせたまふ御便宜おんたよりとして、いよ/\法海の深みへ渓河たにがはの浅きに騒ぐ御心を注がせたまひ、彼岸の遠きへ此の汀去りかぬる御迷を船出せさせ玉ひて
二日物語 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
ついてはさきに申上そろトチメンボー及び孔雀の舌の御馳走も可相成あいなるべくは右発見後に致したくすれば小生の都合は勿論もちろん、既に胃弱に悩み居らるる大兄の為にも御便宜ごべんぎかと存候ぞんじそろ草々不備
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)