“存候”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ぞんじそろ27.3%
ぞんじさふらふ27.3%
ぞんじそうろう27.3%
ぞんじさふら9.1%
ぞんじそうら9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
依(よっ)て此間中(じゅう)よりギボン、モンセン、スミス等諸家の著述を渉猟(しょうりょう)致し居候(おりそうら)えども未(いま)だに発見の端緒(たんしょ)をも見出(みいだ)し得ざるは残念の至に存候(ぞんじそろ)。
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
我等(われら)の學校(がくかう)も何時(いつ)かは眞(まこと)の詩人(しゞん)出(い)づることあらん。その時(とき)までは矢張(やは)り『日(ひ)の出(で)を見(み)ろ』で十分(じふゞん)かと存候(ぞんじさふらふ)。
日の出 (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
「重々難有(ありがたき)御言葉。何分老年と申し覚束(おぼつか)なき事に存候(ぞんじそうろう)。しかし御方様よりの仰せに付、畏(かしこ)まり奉る。まことに身に余る面目。老体を顧ず滞京、千代造稽古の儀御請(おうけ)申上(もうしあげ)候」
梅津只円翁伝 (新字新仮名) / 夢野久作、杉山萠円(著)
愚なる者の癖に人がましき事申上候やうにて、誠に御恥(おんはづかし)う存候(ぞんじさふら)へども、何とも何とも心得難(こころえがた)く存上候(ぞんじあげさふらふ)は、御前様(おんまへさま)唯今(ただいま)の御身分に御座候(ござさふらふ)。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
映画ファンならば、この辺でプロマイドサインを願う可きと存候(ぞんじそうら)え共、そして小生も何か太宰治さま、よりの『サイン』に似たもの、欲しとは存じ候え共、いけませんでしょうか。御伺い申上候。
虚構の春 (新字新仮名) / 太宰治(著)