“唯今”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ただいま74.6%
たゞいま23.7%
たつたいま0.8%
たッたいま0.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「あれ、貴方あなた……お手拭てぬぐいをと思いましたけれど、唯今ただいまお湯へ入りました、私のだものですから。——それに濡れてはおりますし……」
鷭狩 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
軒下のきした少々せう/\拝借はいしやくいたします……きましてわたくし新入しんまい乞食こじきでございまして唯今たゞいま其処そこころびましてな、足を摺破すりこはしまして血が出て困りますが
まへらずかれも唯今たつたいまうちのとつさんが龍華寺りうげじ御新造ごしんぞはなしてたをいたのだが、のぶさんは近々ちか/″\何處どこかのぼうさん學校がくがう這入はいるのだとさ、こゝも仕舞しまへばねへや
たけくらべ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
お前知らずか己れも唯今たッたいまうちのとつさんが龍華寺の御新造ごしんぞと話してゐたを聞いたのだが、信さんはもう近々何処かの坊さん学校へ這入はいるのだとさ、ころもを着てしまへば手が出ねへや
たけくらべ (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)