“新入”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しんいり37.5%
しんにゅう25.0%
しんまい12.5%
しんい12.5%
しんにふ12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いちどお前に相談しようと思っていたんだがな、こんど蹴球部に一年生の新入しんいりが十五人もあったんだ。みんな、なっちゃいねえんだ。
正義と微笑 (新字新仮名) / 太宰治(著)
獄中常におのずからの春ありて、靄然あいぜんたる和気わきの立ちめし翌年四、五月の頃と覚ゆ、ある日看守は例の如く監倉かんそうかぎを鳴らして来り、それ新入しんにゅうがあるぞといいつつ、一人の垢染あかじみたる二十五
妾の半生涯 (新字新仮名) / 福田英子(著)
軒下のきした少々せう/\拝借はいしやくいたします……きましてわたくし新入しんまい乞食こじきでございまして唯今たゞいま其処そこころびましてな、足を摺破すりこはしまして血が出て困りますが
組与頭の近江之介と新入しんいりお帳番ちょうばんの神尾喬之助とが、町娘のお園を争ったのである。
魔像:新版大岡政談 (新字新仮名) / 林不忘(著)
で、重役は三四人寄集よりあつまつて、その席で東京から呼びよせた新入しんにふの社員に会つてみる事にした。ちよつぴり髯を生やした五六人の若い社員は、丁寧に重役の前に立つてお辞儀をした。