“しんいり”の漢字の書き方と例文
語句割合
新入100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いちどお前に相談しようと思っていたんだがな、こんど蹴球部に一年生の新入しんいりが十五人もあったんだ。みんな、なっちゃいねえんだ。
正義と微笑 (新字新仮名) / 太宰治(著)
薄暗い二間には、襤褸布団ぼろぶとんくるまって十人近くも寝ているようだ。まだつかぬ者は、頭を挙げて新入しんいりの私をいぶかしそうに眺めた。
世間師 (新字新仮名) / 小栗風葉(著)
役「なん新入しんいり囚人めしゅうどだ、生意気な奴だ、打据うちすえるぞ」
後の業平文治 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
人種がちがうものだとばっかり思っていたが、あにはからんや、僕の額にもはっきり落第生の焼鏝やきごてが押されてしまった。新入しんいりでござんす、よろしくお願い致します。
正義と微笑 (新字新仮名) / 太宰治(著)