“しんまい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
新米84.4%
新参9.4%
新入3.1%
新前3.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
とその店の女中のうちで一ばんの新米しんまい、使いはしりをつとめていた眼のすずしい十五六歳の女の子に、そう言って元気をつけてやった。
狂言の神 (新字新仮名) / 太宰治(著)
彼女自身もここではまだほんの新参しんまいで、ただ一時こうしているばかり……けっしていつまでも腰を据えようと腹を決めたわけではない、前借を払い次第
軒下のきした少々せう/\拝借はいしやくいたします……きましてわたくし新入しんまい乞食こじきでございまして唯今たゞいま其処そこころびましてな、足を摺破すりこはしまして血が出て困りますが
何故なぜ己等おれたち縄張なはばりのうちもらつて歩く、其処そこおれはう沙汰さたをしなければ、もらふところでない、といふから、わたくし新入しんまい乞食こじきんにもぞんじませぬ、とふのを
「ふん、なるほど、貴様は正直者だ、言いつかった通りを、客の前で言ってしまうのは、正直者でもあり、新前しんまいでもあるな。いったい、いつ、どっちの方から、この店へ来た」
大菩薩峠:31 勿来の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)