“しんにゅう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
侵入39.1%
34.8%
滲入8.7%
新入8.7%
8.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
附近は、独国海軍の侵入しんにゅうを喰い止めるために、いたるところに機雷原きらいげんかれてあるので、かなり面倒なコースをとらなければならない。
沈没男 (新字新仮名) / 海野十三(著)
その前からちらほらとそんな噂が漂っていたのであるが、このビョルゲ事件で一層評判に、しんにゅうがかかったということができる。
グリュックスブルグ王室異聞 (新字新仮名) / 橘外男(著)
新しいパンは水分が多くっての中へ水分が充ちているから胃中へ入った時胃液が滲入しんにゅうしないで消化が悪い。
食道楽:春の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
「ハイ。この間坑夫と喧嘩して殺されました新入しんにゅうの炭坑医で」
骸骨の黒穂 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
やがて釜無の川原——弁信法師が曾無一善ぞうむいちぜんの身に、またしんにゅうをかけられたところ。琵琶が虐殺されて、肝脳を吐いていたところ。与八のためには遮るものも、おびやかすものもなにも無い。
大菩薩峠:32 弁信の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)