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鬆
ふりがな文庫
“鬆”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
す
57.1%
ゆる
42.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
す
(逆引き)
この
火加減
(
ひかげん
)
がむずかしいものでお湯がグラグラ
沸立
(
にえた
)
つとプデンへ
鬆
(
す
)
が出来ますから
弱火
(
とろび
)
で気長に四十分間位
湯煮
(
ゆで
)
なければなりません。
食道楽:秋の巻
(新字新仮名)
/
村井弦斎
(著)
青や赤の縞になつたのをこつきり噛み折つて吸つてみると
鬆
(
す
)
のなかから甘い風が出る。いちばん好きなのは肉桂棒といふのだつた。
銀の匙
(新字旧仮名)
/
中勘助
(著)
鬆(す)の例文をもっと
(4作品)
見る
ゆる
(逆引き)
膝の上まで
截
(
き
)
り開きたる短衣は裂け
綻
(
ほころ
)
び、
鬆
(
ゆる
)
く肩に纏へる外套めきたる
褐色
(
かちいろ
)
の布は垢つきよごれ、長き黒髮をば
項
(
うなじ
)
に束ね、美しき目よりは恐ろしき光を放てり。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
お松は夜着の中から滑り出て、
鬆
(
ゆる
)
んだ細帯を締め直しながら、
梯子段
(
はしごだん
)
の方へ歩き出した。
心中
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
鬆(ゆる)の例文をもっと
(3作品)
見る
“鬆”の解説
鬆(す)とは、本来は均質であるべきものの中にできた空間をいう。
(出典:Wikipedia)
鬆
漢検1級
部首:⾽
18画
“鬆”を含む語句
粗鬆
鬆開
輕鬆
鬆土
“鬆”のふりがなが多い著者
村井弦斎
中勘助
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
森鴎外