“火加減”の読み方と例文
読み方割合
ひかげん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この火加減ひかげんがむずかしいものでお湯がグラグラ沸立にえたつとプデンへが出来ますから弱火とろびで気長に四十分間位湯煮ゆでなければなりません。
食道楽:秋の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
テンピの火加減ひかげんは普通の処でようございますが玉子の白身を合せ目へ丁寧ていねいに塗らないと中のジャムが吹き出します。
食道楽:冬の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
西洋で放任とか自由とかいうのは圧制とか干渉とかいう言葉に対照したので料理法でいえば強い火加減ひかげんに対して弱い火加減を用いるというわけだろう。即ち或る程度を指したのだ。
食道楽:冬の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)