“火焔”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かえん58.2%
ほのお18.4%
くわえん11.2%
ほのほ10.2%
ほむら1.0%
カエン1.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ところが、ちょうど彼らがこの教会の橋まできたとき、ヘッセ人はぱっと飛びあがり、一閃火焔となって姿をかきけしたのである。
その死骸をすぐには取り片付けようともしないで、残る大勢はまだ消えやらない火焔のまわりを幾重にも取り囲んでいるらしかった。
小坂部姫 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
同胞兄弟です、僕は暖炉に燃え盛る火焔を見て、無告の坑夫等の愁訴する、怨恨の舌では無いかと幾度も驚ろくのです
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
あゝ、教育者は教育者を忌む。同僚としての嫉妬、人種としての軽蔑——世を焼く火焔は出発の間際まで丑松の身に追ひ迫つて来たのである。
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
みだれ髪君をくすと美くしき火焔燃えたる夢の朝かな
舞姫 (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
そしてその群をなして咲き誇っているところ、まるで火事でも起こったようだ。だからこの草にはノタイマツ、火焔ソウ、野ダイマツなどの名がある。
植物一日一題 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)