“ほむら”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
炎33.3%
焔28.2%
帆村20.5%
火炎5.1%
炎燄5.1%
火焔2.6%
焔炎2.6%
燄2.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
恋の炎(ほむら)は今では石ノ上の心の中に燃えさかっている。僕の恋はしらじらと醒めきってしまった。……小野。僕あ白状する。……僕あなよたけが好きじゃなくなっちゃったんだ!……(顔を伏せる)
なよたけ (新字新仮名) / 加藤道夫(著)
新吉は此の金を持って遊び歩いて家(うち)へ帰らぬから、自分は却(かえ)って面白いが、只憫然(かわいそう)なのは女房お累、次第/\に胸の焔(ほむら)は沸(に)え返る様になります。
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
「それア理窟に合わないよ、帆村(ほむら)君」と部長らしいのが横合から叫んだ。「あの大きな博士の身体が、あんな細いパイプの中に入るなどと考えるのは、滑稽すぎて言葉がない」
俘囚 (新字新仮名) / 海野十三(著)
嫉妬の火炎(ほむら)衝(つ)き上がりて、汝(おのれ)十兵衛恩知らずめ、良人(うち)の心の広いのをよいことにしてつけ上り、うまうま名を揚げ身を立つるか、よし名の揚(あが)り身の立たばさしずめ礼にも来べきはずを
五重塔 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
の炎燄(ほむら)を吐(は)く折(をり)から、將軍(しやうぐん)此度(このたび)桃太(もゝた)
鬼桃太郎 (旧字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
みだれ髪君を失(な)くすと美くしき火焔(ほむら)燃えたる夢の朝かな
舞姫 (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
また瞋恚(しんい)の焔炎(ほむら)に心を焼かれ勿体(もったい)ないお上人さまをお恨み申そうとしかけていた。
取返し物語 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
正義と云い人道と云うは朝嵐(あらし)に翻がえす旗にのみ染め出(いだ)すべき文字(もんじ)で、繰り出す槍の穂先には瞋恚(しんい)の燄(ほむら)が焼け付いている。狼は如何にして鴉と戦うべき口実を得たか知らぬ。
幻影の盾 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)