帆村ほむら)” の例文
入れかわりに、廊下をパタパタ草履ぞうりを鳴らしながら、警視庁の大江山おおえやま捜査課長と帆村ほむら探偵とが、肩を並べながら歩いて来た。
(新字新仮名) / 海野十三(著)
「それア理窟に合わないよ、帆村ほむら君」と部長らしいのが横合から叫んだ。「あの大きな博士の身体が、あんな細いパイプの中に入るなどと考えるのは、滑稽すぎて言葉がない」
俘囚 (新字新仮名) / 海野十三(著)
黄色いまばらな街燈に照らしだされた馴染なじみの裏街が、まるで水の中につかっているような気がしたし、帆村ほむらのやつは帆村のやつで、黒いソフトを名猿めいえんシドニーのように横ちょに被り
西湖の屍人 (新字新仮名) / 海野十三(著)
『おい帆村ほむら。早く云ってくれ。なぜ水素瓦斯の発生装置が天井裏に置いてあるんだ』
街の探偵 (新字新仮名) / 海野十三(著)
「知らない? はッはッはッ。馬鹿だなァお前は。あれは帆村ほむらという探偵だぜ」
柿色の紙風船 (新字新仮名) / 海野十三(著)
そのあとからバラバラと追ってきたのは、帆村ほむらだった。
西湖の屍人 (新字新仮名) / 海野十三(著)
「まあ、あなたは帆村ほむらさんじゃありませんか」
鬼仏洞事件 (新字新仮名) / 海野十三(著)
「それは私の知合いで帆村ほむらという探偵だ」
蠅男 (新字新仮名) / 海野十三(著)
帆村ほむらほこらず
爆薬の花籠 (新字新仮名) / 海野十三(著)