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『柿色の紙風船』
ふりがな文庫
『
柿色の紙風船
(
かきいろのかみふうせん
)
』
「おや、ここに寝ていた患者さんは?」 と林檎のように血色のいい看護婦が叫んだ。彼女の突っ立っている前には、一つの空ッぽの寝台があった。 「ねえ、あんた。知らない?」 彼女は、手近に居た青ン膨れの看護婦に訊いた。 「あーら、あたし知らないわよ …
著者
海野十三
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「新青年」1934(昭和9)年2月号
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約29分(500文字/分)
朗読目安時間
約48分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
強情
(
こうじょう
)
憚
(
ははか
)
生
(
しょう
)
下
(
さが
)
憎
(
にくま
)
降
(
おろ
)
処
(
しょ
)
膨
(
ぶく
)
懐
(
なつか
)
出
(
い
)
半開
(
はんかい
)
透
(
とお
)
外
(
はず
)
探偵
(
でか
)
如何
(
いかが
)
紙
(
し
)
戸外
(
こがい
)
予
(
かね
)
物珍
(
ものめず
)
人込
(
ひとご
)
係
(
かかわ
)
俄
(
にわ
)
顰
(
しか
)
果
(
はた
)
入札
(
にゅうさつ
)
全紙
(
ぜんし
)
円形
(
えんけい
)
出
(
だ
)
間髪
(
かんぱつ
)
剥
(
む
)
鑑識
(
かんしき
)
医局
(
いきょく
)
口
(
ぐち
)
重
(
かさ
)
白紙
(
はくし
)
睡
(
ね
)
空
(
から
)
辺
(
へん
)
賑
(
にぎや
)
攫
(
つか
)
圧
(
おさ
)
誘拐
(
ゆうかい
)
実
(
じつ
)
寝台
(
ベッド
)
挿
(
はさ
)
素
(
す
)
裸
(
ぱだか
)
怪
(
あや
)
著
(
いちじる
)
華
(
はなや
)
懸
(
かか
)
愛想
(
あいそう
)
袂
(
たもと
)
泪
(
なみだ
)
淀
(
よど
)
深々
(
ふかぶか
)
済
(
す
)
溢
(
あふ
)
潰瘍
(
かいよう
)
灼
(
や
)
無言
(
むごん
)
状袋
(
じょうぶくろ
)
独房
(
どくぼう
)
玩具
(
おもちゃ
)
現場
(
げんじょう
)
球
(
たま
)
生命
(
いのち
)
生地
(
きじ
)
疵
(
きず
)
疾患
(
しっかん
)
痔
(
じ
)
痩
(
や
)
癒
(
なお
)
盲点
(
もうてん
)
真先
(
まっさき
)
突
(
つ
)
突飛
(
とっぴ
)
立
(
た
)
筈
(
はず
)
箒
(
ほうき
)
管轄
(
かんかつ
)
糊
(
のり
)
紐
(
ひも
)
紙幣
(
さつ
)
素晴
(
すば
)
網
(
あみ
)
綴
(
つづ
)
繰
(
く
)
罪状
(
ざいじょう
)
羽根
(
はね
)
肋骨
(
ろっこつ
)
肚
(
はら
)
肛門
(
こうもん
)
股引
(
ももひき
)
脛
(
すね
)
鋪道
(
ほどう
)
釘
(
くぎ
)
釦
(
ボタン
)
鉄兜
(
てつかぶと
)
随
(
したが
)