“球”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
たま77.1%
だま6.8%
ボール5.1%
きゅう4.2%
まり3.4%
きう1.7%
きゆう0.8%
タマ0.8%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
円い窓から外を見ると、黒い波のかさなった向うに、月だか太陽だか判然しない、妙に赤光あかびかりのするたまがあった。
奇怪な再会 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
(あ、来たぞ)柿色の紙風船は、遂に私たちの方に廻って来た。五十嵐は無造作に二つに折って、バサリとたまの上に被せた。
柿色の紙風船 (新字新仮名) / 海野十三(著)
「寒月というのは、あのガラスだまっている男かい。今の若さに気の毒な事だ。もう少し何かやる事がありそうなものだ」
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
「嘘をけ、またはじめた。大方、お前が目の前で、しゃぼんだまのように、ぱっと消えてでもなくなったろう、不思議さな。」
草迷宮 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
ボールれて球は直角内に落ちたる時(これを正球フェアボールという)打者は棒を捨てて第一基に向い一直線に走る。
ベースボール (新字新仮名) / 正岡子規(著)
まず第一組がボールをティに置いては、一人一人クラブを振って打ち出していった。それから五分ほど遅れて、第二組がティの上に立った。
恐怖の口笛 (新字新仮名) / 海野十三(著)
地球は、地球で見る満月の十倍以上も大きい明るいきゅうに見えたが、満月と同じ形ではなく、かたわれ月ぐらいのところだった。
三十年後の世界 (新字新仮名) / 海野十三(著)
富といきおいと得意と満足の跋扈ばっこする所は東西きゅうきわめて高柳君には敵地である。
野分 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
さればしつけられしゴムまりの手を離されてぶくぶくとふくれ上がるたぐいにやという者もありき。
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)
まりを投げて獅子の玉取たまとりなどを演ずるのは、よほど至難むずかしい芸だとか聞いていた。
思い出草 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
さうですよ 地きうではパンとかこめとかが常食じやうしよくでせう、火星の人げんは トマトだけよりたべないんです
白道の上を復、立籠める魂の塵屑は蟻集して衝天の勢を示し、清淨無垢の「きう」に照る清く澄みわたつた金色こんじきを威嚇してゐる。
さしあげた腕 (旧字旧仮名) / レミ・ドゥ・グルモン(著)
そのおほきさは半徑はんけい二千七百粁にせんしちひやくきろめーとるきゆうであることが推定すいていせられてた。
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
今日旗の竿サキにつく金のタマや、五月幟の籠玉の源になる髯籠ヒゲコ(髯籠の話参照)の筋を引いた物に相違ないのである。
幣束から旗さし物へ (新字旧仮名) / 折口信夫(著)