“軽気球”のいろいろな読み方と例文
旧字:輕氣球
読み方割合
けいききゅう66.7%
けいききう11.1%
アドバルン11.1%
バルーン11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それから、自分の踏んで居る舞台の床が、軽気球けいききゅうのようにフラフラして、何となく自分の足元がうわついて居たのを覚えて居る。
小僧の夢 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
また、ふくらかに軽気球けいききうくだるけはひす。
邪宗門 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
「今日も空には軽気球アドバルン……」と歌っているその声を聴くともなく聴いていると、どうやらその声が文子に似ているように思えた。
アド・バルーン (新字新仮名) / 織田作之助(著)
東側の露台の上で気球係の男が軽気球バルーンの修繕をしている景色に見惚みとれていた私に向って、静かに声を掛けた。
デパートの絞刑吏 (新字新仮名) / 大阪圭吉(著)