“バルーン”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
広告気球33.3%
気球33.3%
軽気球33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
が、間もなく三十五、六フィートも捲き込まれたと思う頃、広告気球バルーンの下降を中止さして、司法主任に声を掛けた。
デパートの絞刑吏 (新字新仮名) / 大阪圭吉(著)
ここで喬介は、一寸言葉を切って、改めて広告気球バルーンを振り仰ぎながら、一段と声を高めて話し始めました。
デパートの絞刑吏 (新字新仮名) / 大阪圭吉(著)
博士は其処そこ気球バルーン瓦斯ガスを詰め、怪鳥の仮装をしたうえ、強い東風を待って灯台へやって来たのです。——さっき僕が猟銃で射ったのはその気球バルーンでした。
廃灯台の怪鳥 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
「吉井君の手当をしに来た時、博士は落物おとしものをして行きました。それはヘリウム瓦斯ガスの受取書でした。なんのためにヘリウム瓦斯ガスが必要でしょう? 気球バルーンなのです。気球バルーンを使ったのです」
廃灯台の怪鳥 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
東側の露台の上で気球係の男が軽気球バルーンの修繕をしている景色に見惚みとれていた私に向って、静かに声を掛けた。
デパートの絞刑吏 (新字新仮名) / 大阪圭吉(著)