“ききゅう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
危急73.7%
冀求5.3%
杵臼5.3%
気球5.3%
箕裘5.3%
耆旧5.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
北条屋ほうじょうやを救った甚内じんないは、わたしたち一家の恩人です。わたしは甚内の身に危急ききゅうがあれば、たとえ命はなげうっても、恩に報いたいと決心しました。
報恩記 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
ただこの理想のみについて語るならば、時の古今に従ってなんらの変化有るべきで無く、今日といえどもこの正義人道に頼るに非ずんば、決してこの世に永遠の平和を冀求ききゅうすべからざるものである。
永久平和の先決問題 (新字新仮名) / 大隈重信(著)
文登ぶんとう周生しゅうせいせい生と少い時から学問を共にしたので、ちょうど後漢の公沙穆こうさぼく呉祐ごゆうとが米をく所で知己ちきになって、後世から杵臼ききゅうこうといわれたような親しい仲であったが、成は貧乏であったから
成仙 (新字新仮名) / 蒲 松齢(著)
気球ききゅう第百六十九部隊”
英本土上陸戦の前夜 (新字新仮名) / 海野十三(著)
箕裘ききゅうノ業誰カソノ盛ナルヲ知ラザランヤ。謹ンデ命ヲ受ケ盥嗽跪拝かんそうきはいシテ霊前ニささグ。僕ヤ惰夫ニシテ徳行ヲ修メ立テヽ以テ令聞ヲ祖考ニ加フルコトあたハズ。筋シ肉緩ミ飽煖ほうだんヲノミコレ求ム。
下谷叢話 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
麟経りんけいニ載スル所ノ雨木氷ナル者ナリ。アマネク耆旧ききゅうフニ皆曰クイマダ経テ見ザル所ナリト。実ニ奇観ナリ。詩仏ノ詩アリ。極メテソノ状ヲつくス。凝不成花異霿淞。著来物物各異容。
下谷叢話 (新字新仮名) / 永井荷風(著)