“殫”の読み方と例文
読み方割合
つく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
抽斎の医学上の著述には、『素問識小そもんしきしょう』、『素問校異』、『霊枢れいすう講義』がある。就中なかんずく『素問』は抽斎の精をつくして研窮した所である。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
あるいは枯山からやまをして変えて青山にす。あるいは黄なるつちをして変えて白き水にす。種々くさぐさあやしき術、つくして究むべからず。
而して聽者のその空想の力をつくして自ら描出する所のものは、つひにわが目撃せし所の美に及ばざるなるべし。蓋し自然の空想圖ははるかに人間の空想圖の上にあるものなればなり。