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逈
ふりがな文庫
“逈”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
はるか
47.4%
はる
42.1%
さき
5.3%
はるけ
5.3%
▼ 他 1 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
はるか
(逆引き)
その巻蔓のうちの一つは松の隣りのその松よりも一際高い桜の木へ這ひ渡つて、仲間のどれよりも
逈
(
はるか
)
に高く、空に向つて延びて居た。
田園の憂欝:或は病める薔薇
(新字旧仮名)
/
佐藤春夫
(著)
逈(はるか)の例文をもっと
(9作品)
見る
はる
(逆引き)
姉妹を初め、三四人の乘客が皆もうプラットフォームに出てゐて、
逈
(
はる
)
か南の方の森の上に煙の見えるのを、今か今かと待つてゐる。
鳥影
(旧字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
逈(はる)の例文をもっと
(8作品)
見る
さき
(逆引き)
よし、当時は大内氏の全盛時代で、Y町の文化が
逈
(
さき
)
に京都を凌ぐものがあつたにしろ、他の通俗的な工芸美術の
跋扈
(
ばつこ
)
に圧倒されて、雪舟の墨絵ぐらゐ、それほど重きに置かるわけはない。
故郷に帰りゆくこころ
(新字旧仮名)
/
嘉村礒多
(著)
逈(さき)の例文をもっと
(1作品)
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▼ すべて表示
はるけ
(逆引き)
やうやう昇れる
利鎌
(
とかま
)
の月は
乱雲
(
らんうん
)
を
芟
(
か
)
りて、
逈
(
はるけ
)
き
梢
(
こずゑ
)
の
頂
(
いただき
)
に
姑
(
しばら
)
く掛れり。
一抹
(
いちまつ
)
の
闇
(
やみ
)
を透きて士官学校の森と、その中なる兵営と、その隣なる町の
片割
(
かたわれ
)
とは、
懶
(
ものう
)
く寝覚めたるやうに
覚束
(
おぼつか
)
なき形を
顕
(
あらは
)
しぬ。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
逈(はるけ)の例文をもっと
(1作品)
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逈
部首:⾡
10画
“逈”のふりがなが多い著者
アンリ・ド・レニエ
尾崎紅葉
嘉村礒多
押川春浪
二葉亭四迷
蘭郁二郎
幸田露伴
森鴎外
石川啄木
ハンス・クリスチャン・アンデルセン