“はるけ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
春気50.0%
50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
旦那が少し春気はるけ頭髪あたまいゝから床屋を呼びにやってくれと云うと、はてな、まだいつもより少し刈込みがお早いが、それには何処かへおいでなさるのだろう
塩原多助一代記 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
やうやう昇れる利鎌とかまの月は乱雲らんうんりて、はるけこずゑいただきしばらく掛れり。一抹いちまつやみを透きて士官学校の森と、その中なる兵営と、その隣なる町の片割かたわれとは、ものうく寝覚めたるやうに覚束おぼつかなき形をあらはしぬ。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)