“乱雲”の読み方と例文
旧字:亂雲
読み方割合
らんうん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
やうやう昇れる利鎌とかまの月は乱雲らんうんりて、はるけこずゑいただきしばらく掛れり。一抹いちまつやみを透きて士官学校の森と、その中なる兵営と、その隣なる町の片割かたわれとは、ものうく寝覚めたるやうに覚束おぼつかなき形をあらはしぬ。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
乱雲らんうん
新書太閤記:02 第二分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)