“らんうん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
乱雲40.0%
嵐雲40.0%
亂雲20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
モットモット大きい、恐ろしく深刻な事件の予感が、美青年、深良一知の声を聞いた一刹那(せつな)から黒い嵐雲(らんうん)のように草川巡査の全神経に圧しかかって来たのであった。
巡査辞職 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
事(こと)面倒(めんだう)と思(おも)はゞ、昔話(むかしばなし)に聞(き)く海賊船(かいぞくせん)の戰術(せんじゆつ)を其儘(そのまゝ)に、鋭(するど)き船首(せんしゆ)は眞一文字(まいちもんじ)に此方(こなた)に突進(とつしん)し來(きた)つて、手(て)に/\劍戟(けんげき)を振翳(ふりかざ)せる異形(ゐげう)の海賊(かいぞく)輩(ども)は亂雲(らんうん)の如(ごと)く我(わ)が甲板(かんぱん)に飛込(とびこ)んで來(く)るかも知(し)れぬ。
實(じつ)に印度洋(インドやう)の航海(かうかい)程(ほど)世(よ)に恐(おそ)るべき航海(かうかい)はない、颶風(タイフン)や、大強風(ストロング、ゲー)や、咫尺(しせき)を辨(べん)ぜぬ海霧(シーフ、オツグ)や、其他(そのほか)、破浪(はらう)、逆潮浪(ぎやくてうらう)の悽(すざ)まじき、亂雲(らんうん)、積雲(せきうん)の物凄(ものすご)き、何處(いづく)の航海(かうかい)にも免(まぬ)かれ難(がた)き海員(かいゐん)の苦難(くなん)ではあるが