“悽”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
すさ35.7%
すさま21.4%
すご21.4%
かな14.3%
すざ7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
こゑわめこえあはれ救助たすけもとむるこゑは、すさまじき怒濤どとうおと打交うちまじつて、地獄ぢごく光景ありさまもかくやとおもはるゝばかり。
だが、竹之丞もお艶も、まだ、路傍みちばたから起き上らなかった。内蔵助の前には、合羽の男よりは、むしろすさまじい血相をした三名の浪人が、こじりをそろえて、めつけているのだ。
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
余りに真剣なので少しすごいような気のする事もあった。従順な特性は消えてしまって、野獣の本性が余りに明白に表われるのである。
古句を観る (新字新仮名) / 柴田宵曲(著)
その船脚ふなあしすざまじくはやことわかるから、やが本船ほんせん切迫せつぱくするのも十ぷんか十五ふんのちであらう。