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悽然
ふりがな文庫
“悽然”の読み方と例文
読み方
割合
せいぜん
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
せいぜん
(逆引き)
堯はそれを読んである考えに
悽然
(
せいぜん
)
とした。人びとの寝静まった夜を超えて、彼と彼の母が互いに互いを悩み苦しんでいる。
冬の日
(新字新仮名)
/
梶井基次郎
(著)
先生がひどく
悽然
(
せいぜん
)
とした様子をしていらっしゃるのを見たため、先生を慰めるつもりで心にもない
嘘
(
うそ
)
をついたのである。
惜別
(新字新仮名)
/
太宰治
(著)
天皇之を聞こしめして、
悽然
(
せいぜん
)
として告げて曰く、
一
(
ひと
)
へに我が子の啓す所有り、誠に以て然りと
為
(
な
)
すと、
諸
(
もろもろ
)
の
采女
(
うねめ
)
等に勅して
繍帷
(
ぬひかたびら
)
二
張
(
はり
)
を造らしめ
給
(
たま
)
ふ。(後略)
大和古寺風物誌
(新字新仮名)
/
亀井勝一郎
(著)
悽然(せいぜん)の例文をもっと
(5作品)
見る
“悽然”の意味
《名詞》
痛み、悲しむこと。また、そのようなさま。
(出典:Wiktionary)
悽
漢検1級
部首:⼼
11画
然
常用漢字
小4
部首:⽕
12画
“悽”で始まる語句
悽愴
悽惨
悽
悽惻
悽々
悽惆
悽風
悽気
悽而
悽艶
“悽然”のふりがなが多い著者
亀井勝一郎
梶井基次郎
中里介山
永井荷風
太宰治