“悽気”の読み方と例文
読み方割合
せいき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いや、たんなる山颪やまおろしとも思えないそれは悽気せいきをふくんだ家鳴りをなし、とたんに、天井でも落ちてきたような塵埃じんあいのかたまりが、墨みたいに捕手たちの松明たいまつを吹きつつんだ。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)