“切迫”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
せっぱ48.3%
せっぱく34.5%
せつぱく10.3%
せつぱ6.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
余計な文字をもてあそんでいる余裕ゆとりが、まったくありませんから、切迫せっぱ詰まった書き方になって、読みにくいでしょうが勘弁して下さい。
仁王門 (新字新仮名) / 橘外男(著)
けれど、それはゆうべの問題ではなく、もう日限にちげん切迫せっぱくしてきた、御岳みたけの山における兵学大講会へいがくだいこうえ奉行ぶぎょうめいぜられた長安ながやす下準備したじゅんび手配てくばりの評議ひょうぎ
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
しかし、いま其樣そんこと悠長いうちやうかんがへてるべき塲合ばあひでない。此時このとき心痛しんつうじつ非常ひじやうであつた。櫻木大佐さくらぎたいさとの約束やくそくすで切迫せつぱくしてる。
さぐり給ふか吾儕わたしも共に案じられてと云ば忠兵衞點頭うなづきて年より怜悧さかしき和郎そなたの心配吾儕も切迫せつぱつまつた故まづ云るゝ通り五日をば承知をなして受合たれど何をあてにも雲をやみ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)