“せつぱ”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:セツパ
語句割合
切破20.0%
切端20.0%
切羽20.0%
切迫20.0%
説破20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
でも、もしか、フェアファックス夫人が、そんなことをするとしたら、私は、ゐさせようたつて、一緒にはゐない。切破せつぱつまれば、私はまた廣告することが出來るのだ。
つづまる所良人と既に生れて居る子供との為に今しばらく生きて居たいと言ふ理由に帰着する。此の切端せつぱ詰つた場合の「自分」と言ふ物の内容は良人と子供とで総てである。
産褥の記 (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
ガラツ八の不滿は、平次も察しないではありませんが、うするより外にのない切羽せつぱ詰つた情勢だつたのです。
苦しい、今のやうな切迫せつぱつまつた生活があと三日と続いたなら私は狂気するか、自殺か、それとも疲れはてた肉体自身がそれより以前に脆い破滅を持ち来すか、何れにしても私の生命は長い事はない。
桐の花 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
もて此方へ斷りによこせしが子息長三郎は聞ていかり忠兵衞を説破せつぱして五日のあひだ癲癇てんかん有無うむ調しらべて來るやうにと云れて困り切たる景状ありさま見るに忍びず吾儕わたし負擔うけおひ爰迄聞に來りしと一什しじふのべ泪組なみだぐはなし
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)