切破せつぱ)” の例文
如何に明けツ放しの義雄でも、金のことだけは日ごろの正直な責任論に兔じても持ち出したくなかつたのだが、切破せつぱ詰つて止むを得なかつた。
泡鳴五部作:05 憑き物 (旧字旧仮名) / 岩野泡鳴(著)
でも、もしか、フェアファックス夫人が、そんなことをするとしたら、私は、ゐさせようたつて、一緒にはゐない。切破せつぱつまれば、私はまた廣告することが出來るのだ。