“切破”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
せつぱ33.3%
きりやぶっ16.7%
きりやぶり16.7%
きれやぶ16.7%
せっぱ16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
如何に明けツ放しの義雄でも、金のことだけは日ごろの正直な責任論に兔じても持ち出したくなかつたのだが、切破せつぱ詰つて止むを得なかつた。
泡鳴五部作:05 憑き物 (旧字旧仮名) / 岩野泡鳴(著)
ソコで障子に楽書してあれば私は小刀をもっ其処そこだけ切破きりやぶって、この部屋に居る者が元の通りに張れと申付もうしつける。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
柏軒は屡々此藤兵衛を其家に招いて、酒間に技を演ぜしめた。「野呂松のろま切破きりやぶり」、「山王祭」、「三人生酔なまゑひ」、「女湯覗をんなゆのぞき」等はその好んで演ずる所であつた。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
抱せ海老ゑびに掛らるゝ事既に十三度に及び皮肉ひにく切破きれやぶほねくだくるばかりの苦痛くつう堪兼たへがね是非なく無實の罪におちし所此度是なるさい節恐れ多くも松平縫殿頭樣へ御駕籠訴かごそ仕つりしより江戸おもてへ召出され再應さいおうの御吟味ぎんみあづかること有難仕合に私し風情ふぜいの女房が願を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
ここでいよいよ切破せっぱつまって、泣きの涙でお君を手放す。お君は須賀町の周旋屋から芳町の房花家へ小園と名乗って二度とるつま
あぢさゐ (新字新仮名) / 永井荷風(著)