-
トップ
>
-
再應
云つしやるなと
肱を張ば理左衞門大いに怒りヤイ
汝れ役人に
對ひ
再應の口
答へ
不屆きな奴ソレ
縛れと
差※をなすに三五郎は理左衞門を
然ば嘉川主税之助
家來安間平左衞門の兩人は
多年の
積惡一時に
顯れ又々此度
再應の吟味に及ばれける處に安間平左衞門はとても
遁れぬ處と
覺悟を
答ゆべしと申さるれども長庵は
空嘯き一旦御吟味濟に相成たる
事件を
再應の御調べ
直しは何とやらん御奉行所の御裁許は
兩つ
有樣に存じ奉つると
公儀の裁判所を