“積惡”の読み方と例文
新字:積悪
読み方割合
せきあく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
されば嘉川主税之助家來けらい安間平左衞門の兩人は多年たねん積惡せきあく一時にあらはれ又々此度再應さいおうの吟味に及ばれける處に安間平左衞門はとてものがれぬ處と覺悟かくご
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
積惡せきあくむくいぢや、——斯く言ふ宇古木兵馬も、今から十八年前、五郎次郎にあざむかれて、主君の怒りを招き、危ふく御手討になるところを、五郎次郎は自分の非を隱して拙者に恩を賣り
能々よく/\承まはれ此上は汝積惡せきあく懺悔ざんげなし本心に立歸れと睨付にらみつけられ九郎兵衞は一言もなく閉口へいこうせし樣子を大岡殿とくと見られコリヤ九郎兵衞今大源が申を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)