“積雪”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
せきせつ71.4%
つもりたるゆき28.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
アルプス山中の万年雪まんねんゆきまでがどんどんとけ出した。雪渓せっけいの上を、しぶきをあげて流れ下る滝とも川ともつかないものが出来、積雪せきせつはどんどんやせていった。
三十年後の東京 (新字新仮名) / 海野十三(著)
未開人民みかいじんみんの現状に由つて考ふれば遮光器の必要ひつえう積雪せきせつ多き時に於て殊に深くかんずるものの如し。
コロボックル風俗考 (旧字旧仮名) / 坪井正五郎(著)
唐土もろこししよく峨眉山がびさんには夏も積雪つもりたるゆきあり。其雪のなか雪蛆せつじよといふ虫ある事山海経さんがいきやうに見えたり。
春のなかばにいたれば小雨ふる日あり、此時にいたれば晴天はもとより、雨にも風にも去年より積雪つもりたるゆきしだい/\にきゆるなり。されども家居いへゐなどはいぬゐに(北東の間)あたる方はきゆる事おそし。