“閉口”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
へいこう82.1%
へこ12.8%
あやま2.6%
へいかう2.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
『さようか。いや御念入ごねんいりは結構。此方このほうも、歳のせいか、近来はとかく耳が遠い。それにな、物忘れや勘違いが多うて、閉口へいこうでござるよ』
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「あ、大番頭さんだ。」と小僧はたちまち閉口へこんで、「だって、いとも怪しの野郎が襲って来てここを開けろ、開けなきゃどんどん——。」
「講座」は閉口あやまる。利益ためには成るのだろうが、七六しちむツかしくて、聞くのに草臥くたびれる。其処へ行くと、「ニュース」は素敵だ。
越後獅子 (新字新仮名) / 羽志主水(著)
ぼくは四五日まへから小田原をだはら友人いうじんうちあそびにいつたのだが、あめばかりで閉口へいかうしたから、これから歸京かへらうとおもふんだ。』
湯ヶ原ゆき (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)