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『越後獅子』
ふりがな文庫
『
越後獅子
(
えちごじし
)
』
春も三月と言えば、些しは、ポカついて来ても好いのに、此二三日の寒気は如何だ。今日も、午後の薄陽の射してる内から、西北の空ッ風が、砂ッ埃を捲いて来ては、人の袖口や襟首から、会釈も無く潜り込む。夕方からは、一層冷えて来て、人通りも、恐しく少い。 …
著者
羽志主水
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「新青年」博文館、1926(大正15)年12月
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約15分(500文字/分)
朗読目安時間
約24分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
生
(
で
)
尚
(
また
)
沢山
(
ザラ
)
尊
(
た
)
夙
(
とく
)
拗
(
くど
)
曾
(
まえ
)
細君
(
かみさん
)
仮令
(
よしや
)
外貌
(
ようす
)
細君
(
おとき
)
有
(
あら
)
享
(
と
)
剛
(
きつ
)
真情
(
じつ
)
何
(
いず
)
吼
(
うな
)
如
(
よう
)
広袤
(
ひろさ
)
斯様
(
こう
)
有様
(
ようす
)
蒼白
(
あおざ
)
鼠色
(
ねず
)
些
(
すこ
)
何様
(
どう
)
巨細
(
よく
)
弛
(
ゆるみ
)
強
(
た
)
殴
(
は
)
耐
(
こた
)
話
(
かた
)
仰
(
おお
)
俯向
(
うつむけ
)
俺等
(
おら
)
利益
(
ため
)
割烹
(
りょうりや
)
可笑
(
おかし
)
命中
(
こた
)
咽
(
のど
)
外
(
はず
)
好個
(
いい
)
嬰児
(
あかんぼ
)
寒気
(
さむさ
)
小生
(
わたし
)
常
(
いつ
)
従順
(
おとな
)
換言
(
はやくい
)
支出
(
めり
)
殊更
(
とりわけ
)
漁色
(
のたく
)
灰燼
(
はい
)
血液
(
ち
)
閉口
(
あやま
)
下方
(
した
)
亀手
(
かじか
)
使用
(
つか
)
元来
(
もともと
)
剥
(
む
)
午後
(
ひるすぎ
)
同棲
(
いっしょ
)
咆
(
うな
)
大事
(
おおごと
)
女
(
ひと
)
娯楽
(
たのしみ
)
嫉妬
(
やきもち
)
左様
(
そう
)
已
(
すで
)
布
(
きれ
)
延津
(
のぶつ
)
復
(
また
)
所
(
とこ
)
払拭
(
はら
)
技倆
(
うで
)
推定
(
かんがえ
)
斯様
(
こん
)
昂
(
あが
)
歪
(
ひず
)
殆
(
ほと
)
流行
(
はやり
)
烟
(
けむ
)
痙攣
(
ひきつ
)
稀
(
たま
)
穏当
(
おだやか
)
篩
(
ふる
)
要之
(
つまり
)
訛
(
なまり
)
許
(
ばか
)
陳述
(
もうしたて
)
一寸
(
ちょっと
)
七六
(
しちむ
)
主人
(
あるじ
)
了
(
しま
)
争論
(
いさかい
)
井澤
(
いざわ
)
亦
(
また
)
他家
(
よそ
)
以前
(
もと
)
会釈
(
えしゃく
)
佃煮
(
つくだに
)
何
(
ど
)