“延津”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
えんしん50.0%
のぶつ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かかる折に、戦場から早馬が到来して、「袁紹の大将にして、顔良の弟にあたる文醜ぶんしゅうが、黄河を渡って、延津えんしんまで攻め入ってきました」
三国志:05 臣道の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
人々は怪しんだが、ぜひなく、その変態陣のまま、延津えんしんへ馳せ向った。すると案のじょう、戦闘装備を持たない輜重隊は、まっ先に敵に叩かれた。
三国志:05 臣道の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
夫婦喧嘩は、始終の事で珍しくも無いが、殊更とりわけ此頃亭主が清元の稽古に往く師匠の延津のぶつ○とかいうひと可笑おかしいとかで盛に嫉妬やきもちを焼いては、揚句がヒステリーの発作で、痙攣ひきつける。
越後獅子 (新字新仮名) / 羽志主水(著)