延津えんしん)” の例文
かかる折に、戦場から早馬が到来して、「袁紹の大将にして、顔良の弟にあたる文醜ぶんしゅうが、黄河を渡って、延津えんしんまで攻め入ってきました」
三国志:05 臣道の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
人々は怪しんだが、ぜひなく、その変態陣のまま、延津えんしんへ馳せ向った。すると案のじょう、戦闘装備を持たない輜重隊は、まっ先に敵に叩かれた。
三国志:05 臣道の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
いまの上策としては、まず官渡かんと(河南省・開封附近)と延津えんしん(河南省)の両方に兵をわけて、勝つに従って徐々に押しすすむに限りましょう。それならあやまちはありません。
三国志:05 臣道の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)