“官渡”の読み方と例文
読み方割合
かんと100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
まさにこの日の戦は、河北軍の大捷たいしょうであり、それにひきかえ、曹操の軍は、官渡かんとの流れを渡って、悲壮なる退陣をするうちに、日ははや暮れていたのであった。
三国志:06 孔明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
曹操は、そのため、幾度か官渡かんとをすてて、一度都へ引揚げようかと考えたほどだったが、ともあれ、荀彧じゅんいくの意見をたずねてみようと、都へ使いを立てたりしていた。
三国志:06 孔明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
冀州、青州、并州へいしゅう、幽州、など河北の大軍五十万は官渡かんと(河南省・開封附近)の戦場へ殺到した。
三国志:06 孔明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)