“官衙”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かんが88.9%
くわんが8.3%
やくしよ2.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
重要な官衙かんがや公共設備のビルディングを地上百尺の代わりに地下百尺あるいは二百尺に築造し、地上は全部公園と安息所にしてしまう。
地図をながめて (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
官衙くわんがの掲示も商店の看板も英仏埃及エジプトの三語で書かれて居る。清国の革命騒ぎも此処ここでは最早もはや問題に成らない代りに伊土の戦争が適切な問題に成つて居る。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
翌日あくるひは日曜日、田舎の新聞は暢気のんきなもので、官衙やくしよや学校と同じに休む。私は平日いつもの如く九時頃に目を覚ました。
菊池君 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)