“官員”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
くわんゐん40.0%
かんいん20.0%
くわんいん20.0%
つとめにん20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
わたくしちゝにはひど仕置しおきをされました。わたくしちゝ苛酷かこく官員くわんゐんつたのです。が、貴方あなたことまをしてませうかな。
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)
わたくしちちにはひど仕置しおきをされました。わたくしちち苛酷かこく官員かんいんであったのです。が、貴方あなたのことをもうしてましょうかな。
六号室 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)
よせ/\じつとながめられてたなおろしでもはじまつてはたまらぬ、えてもぼく官員くわんいんだといふ、うそおつしやれ日曜にちようのほかにあそんであるく官員樣くわんいんさまがありますものか、りきちやんまあ何でいらつしやらうといふ
にごりえ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
「早瀬の細君レコはちょうど(二十はたち)と見えるが三だとサ、その年紀としで酸漿を鳴らすんだもの、大概素性も知れたもんだ、」と四辺あたり近所は官員つとめにんの多い、屋敷町の夫人おくさま連が風説うわさをする。
婦系図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)