“かんいん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
姦淫80.0%
奸淫6.7%
韓胤3.3%
官員3.3%
酣飲3.3%
関尹3.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
窃盜せつたう姦淫かんいん詐欺さぎうへてられてゐるのだ。であるから、病院びやうゐん依然いぜんとして、まち住民ぢゆうみん健康けんかうには有害いうがいで、不徳義ふとくぎなものである。
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)
遂にお通と謙三郎とが既に成立せる恋を破りて、おのれ犠牲いけにえを得たりしにもかかわらず、従兄妹いとこ同士が恋愛のいかに強きかを知れるより、嫉妬しっとのあまり、奸淫かんいんの念を節し、当初婚姻のよりして
琵琶伝 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
まだ旅途にある使者の韓胤かんいんからめ捕り、許都の朝廷へさし立てて、順逆を明らかにしておくべきではありませんか。
三国志:04 草莽の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
淮南わいなん袁術えんじゅつのほうへは、早くも使臣の韓胤かんいんが、許都の辻でくびきられたという取沙汰がやかましく伝えられていた。
三国志:04 草莽の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
わたくしちちにはひど仕置しおきをされました。わたくしちち苛酷かこく官員かんいんであったのです。が、貴方あなたのことをもうしてましょうかな。
六号室 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)
しかも高時その者たるや、性昏愚こんぐにして放縦無頼、酣飲かんいんを事としてまつりごとを忘れ、闘犬、田楽にその日を過ごす。
あさひの鎧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
風俗習慣の起源に関するシナの教科書に、客に茶を供するの礼は老子の高弟関尹かんいん(一八)に始まり、函谷関かんこくかんで「老哲人」にまず一わんの金色の仙薬せんやくをささげたと書いてある。
茶の本:04 茶の本 (新字新仮名) / 岡倉天心岡倉覚三(著)