“依然”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いぜん86.8%
やはり9.4%
やつぱり1.9%
やっぱり1.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
夜(よる)は戸毎(こごと)の瓦斯(がす)と電燈(でんとう)を閑却(かんきやく)して、依然(いぜん)として暗(くら)く大(おほ)きく見(み)えた。宗助(そうすけ)は此(この)世界(せかい)と調和(てうわ)する程(ほど)な黒味(くろみ)の勝(か)つた外套(ぐわいたう)に包(つゝ)まれて歩(ある)いた。
門 (旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
恁な變樣(かはりやう)をする位なら、寧ろ依然(やはり)『眠れる都會』であつて呉れた方が、自分並びに『美しい追憶の都』のために祝すべきであるのだ。
葬列 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
深(ふか)い罪惡(ざいあく)を包藏(はうざう)して居(ゐ)ない其(そ)の夜(よ)の事件(じけん)はそれで濟(す)んだ。勘次(かんじ)は依然(やつぱり)おつぎには只(たゞ)一(ひと)つしか無(な)い大樹(たいじゆ)の陰(かげ)であつた。
土 (旧字旧仮名) / 長塚節(著)
それから、気味が悪いなと思いながら、依然(やっぱり)釣(つり)をしていると、それが、一度消えてなくなってしまって、今度は判然(はっきり)と水の上へ現われたそうです。
夜釣の怪 (新字新仮名) / 池田輝方(著)