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『夜釣の怪』
ふりがな文庫
『
夜釣の怪
(
よづりのかい
)
』
私の祖父は釣が所好でして、よく、王子の扇屋の主人や、千住の女郎屋の主人なぞと一緒に釣に行きました。 これもその女郎屋の主人と、夜釣に行った時の事で御座います。 川がありまして、土堤が二三ヶ所、処々崩れているんだそうで御座います。 其処へこう …
著者
池田輝方
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「新小説 明治四十四年十二月号」春陽堂、1911(明治44)年12月
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約2分(500文字/分)
朗読目安時間
約3分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
水底
(
みずぞこ
)
祖父
(
じじい
)
病
(
わずら
)
依然
(
やっぱり
)
旋
(
やが
)
廻
(
ま
)
間
(
けん
)
釣
(
つり
)
悉皆
(
すっかり
)
朧
(
おぼ
)
止
(
よ
)
処
(
ところ
)
三月
(
みつき
)
釣棹
(
つりざお
)
迎
(
むか
)
背後
(
うしろ
)
纏
(
まと
)
何
(
ど
)
矢張
(
やは
)
其処
(
そこ
)
王子
(
おうじ
)
漸
(
ようや
)
千住
(
せんじゅ
)
楼
(
うち
)
処々
(
ところどころ
)
掻
(
か
)
所好
(
すき
)
御座
(
ござ
)
廻
(
まわ
)
判然
(
はっきり
)
土堤
(
どて
)