“土堤”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
どて97.6%
つつみ1.2%
づゝみ1.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
又四郎は振返って土堤どてのほうを見た。それから立っていることにやや疲れ、河原の乾いているところを捜して、そこへ腰をおろした。
百足ちがい (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
それがしどもの持口は、たとえば洪水に当る土堤つつみのようなもの。敵十万の怒濤は、どこを切るや分りませぬ。さある場合は、自分の持分においては、城を枕に討死あるのみです。
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
内新好ないしんかうが『一目ひとめ土堤づゝみ』に穿ゑぐりしつう仕込じこみおん作者さくしや様方さまがた一連いちれんを云ふなれば、其職分しよくぶんさらおもくしてたふときは扇子せんす前額ひたひきたへる幇間だいこならんや。
為文学者経 (新字旧仮名) / 内田魯庵三文字屋金平(著)